うつ病のことー皮膚むしり症ー
こんにちは、なつきちです。
皮膚むしり症という言葉をご存知でしょうか。
うつになる少し前からある癖が出始めていたのですが、気になって調べてみると病名がついた病気ということを知りました。
それが「皮膚むしり症」です。
ストレスや欲求がみたされないときに起こる精神障害で「スキン・ピッキング」とも呼ばれています。
最初に気が付いたのは会社での部内ミーティングで自分が報告をするときでした。
頭の中で報告の内容をまとめている際に手のひらの豆のように少し硬くなっている部分を爪ではがしたりしていました。
そしてミーティングが終わって机やパソコン回りにむしった皮膚が散乱しているのです。
しばらくするとその行為はどんどんエスカレートしていき、仕事中や通勤中もむしるようになりました。
むしる場所も手のひらから指へと移り、親指や中指の爪の付け根から横のあたりの皮に集中しました。
書類を手渡したりするのに、出血はしていないものの、赤い肉の部分まで見えている指先を見られるのはあまり良いことではないと頭では思っていましたがやめられませんでした。
絆創膏を貼って目立たないようにしたり触らないようにしましたが、それも一時で治ってはむしりなおってはむしりの繰り返しです。
また、むしる時にピンセットを使うようになってしまったことで、家にいるときには妻から指摘されることも増えました。
病気だとわかり通っているメンタルクリニックの先生にも少し話したことはありますが、今のところ具体的な治療等はしていません。
治療には投薬のほかに「習慣逆転法(ハビット・リバーサル法)」という治療の仕方があり、むしるという行為をほかの行為に置き換えることでむしる機会を減らしていくことができるようです。
私自身まだ完全にやめることはできていませんが、むしりそうになったら携帯電話を触ったりして意識を別の方向にもっていくようにしています。
皮をむしることで感染症になるリスクや精神的なストレスが生じている可能性があるので、気になった方は病院やクリニックで相談するのが良いかもしれません。