うつ病のことーマンデーブルー症候群ー
こんにちは、なつきちです。
日曜日から月曜日にかけての落ち込みが酷く何もすることが出来ませんでした。
動き出せたのは今日、火曜日の昼過ぎ、それもどうしても出なければならない用事があったからです。
もし用事がなければ復活の糸口をつかむことが出来なかったかもしれない、と思うと。。。
ただこの落ち込みについては、今に始まったことではありません。
おそらく誰しもが一度は感じたことがあるものでもあると思います。
「マンデーブルー(ブルーマンデー)症候群」あるいは「サザエさん症候群」と呼ばれることもあります。
土~日曜と休日が続き、月曜に向けた心積もりをしようとしている日曜日の夕方頃にやってきます。
- 翌日(月曜日)のことを考えると不安や憂鬱な気持ちになる
- 布団に入っても寝付くことが出来ない
- 食欲がなくなる
- 頭痛や微熱、吐き気、腹痛が起きる
- 朝、体が怠くて起きることが出来ない
- 集中できず、ミスが増える
日曜日の夕方から月曜にかけて、心身がこのような憂鬱(ブルー)な状態に陥ることから「マンデーブルー症候群」と呼ばれます。
「サザエさん症候群」と呼ばれるのは、憂鬱さを感じ始める時間帯がちょうどサザエさんの終わる時間である19時頃と重なっているためです。
ではなぜ憂鬱な状態になるのか。
主な原因として、休みと仕事のスイッチの切り替えがうまく出来ていないことや仕事に対する過度のストレスが考えられます。
スイッチの切り替えがうまく出来ていない状態とは
仕事の疲れから体を休めたいと思い、何もせずだらだら過ごしてしまう。
家族サービスなどで休日も動き回り、心身を落ち着ける時間がない。
仕事が終わらないため、休日も出勤している。
仕事に対する過度のストレスとは
重要なプロジェクトに携わっている。
仕事の成果が上がっていない。
長時間の労働や残業状態にある。
職場の人間関係がうまくいっていない。
スイッチの切り替えがうまく出来ていない状態にある場合の対策として、何をすべきなのでしょうか。
何もせず休日が終わってしまう方にありがちなのは、休みだからという気持ちで夜更かしをして昼過ぎや夕方まで寝てしまうことです。
平日と休日で生活のリズムが変わると、リズムを正すことに対してストレスを感じてしまったり、平日の目まぐるしさに頭や体がついていかない状態になってしまいます。
よって生活のリズムを平日、休日問わず一定に保つことが有効です。
一般的には、休日と平日の起床時間の差は2時間以内にとどめることで大幅にリズムを乱すことなく生活することが出来るとされています。
反対に休日に家族サービスや出勤で自分の時間がゆっくりと取れない場合は、毎週とは言わず、月に数回は自分の時間を持つための日を決めておきます。
生活のリズムを崩しすぎない、自分のための時間を持つといった行動でメリハリをつけることで、月曜日に憂鬱さや主怠さを感じずにスムーズに仕事に入ることが出来ます。
また月曜日に仕事を詰めすぎず、可能なものは火曜日以降に回すといったスケジューリングも効果的です。
しかし、そうはいってもやはり月曜日が辛かったり、週の後半まで憂鬱な気分が抜けない場合もあります。
特に、仕事に対し過度のストレスを感じている場合には注意が必要です。
うつ病の一つの目安として、2週間以上憂鬱な気分が続いていたり、気分が落ち込んでいる状態である、何をしていても楽しめない、というものがあります。
またうつ病も従来のうつ病のほか、「非定型うつ病」や「仮面うつ病」など様々です。
「非定型うつ病」では、自分の好きな活動には支障ありませんが、仕事などストレス因子に触れると心身にうつ病の症状が見られるといった状態になります。
「仮面うつ病」の場合は、抑うつ状態があまり目立たず、頭痛や腹痛、吐き気、めまいなどの身体症状が顕著に現れます。
精神的な落ち込みが顕著に見られないからと言って、うつ病ではないとは言い切れないのがうつ病の怖いところです。
日常生活において心身に対し継続して何かしらの異常を感じたら、それは心や体からのSOSである可能性も考えられます。
精神科や心療内科に抵抗がある場合は他科でもかまいません。
医師の診察を受けることは重症化を防ぐことにもつながりますので、無理をせず身体からのサインに耳を傾けてもらえたらと思います。