Free Life Log

30代、うつ病歴3年で休養中。人生詰み気味ですが、何とか生きている日々の記録。

うつ病のことーコエンザイムQ10の可能性ー

こんにちは、なつきちです。

今やエイジングケアの代表格として様々な化粧品や健康食品に用いられるコエンザイムQ10ですが、実はうつ病の改善にも期待が持てることをご存知でしょうか。

かくいう私も最近それを知ったので、今回はコエンザイムQ10薬物療法としての可能性について取り上げたいと思います。

 

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コエンザイムQ10CoQ10)とは

人が生きていくために必要なエネルギーを体の中で生産するときに使われる物質です。

体中に栄養を届けるために沢山のエネルギーを必要とする心臓や肝臓、腎臓に多く存在しています。

 

コエンザイムQ10の代表的な作用の一つに、活性酸素によって「細胞が錆びて元気がなくなる(=酸化する、老化する)」ことを防ぐ効果があります。

故にコエンザイムQ10は「抗酸化物質」と呼ばれ、体を若々しく保つために様々な化粧品や健康食品に用いられています。

また一部の心疾患による症状の緩和を目的に一般用医薬品としても販売されています。

 

20代をピークにその量が減少していくことや食事だけで必要量を摂取するのが難しいことからサプリメントで補うことが一般的です。

コエンザイムQ10疲労回復や老化防止など、人が日常生活を健康に過ごすために欠かせない栄養素と言えます。

 

コエンザイムQ10に関するより詳細な情報をご覧になりたい場合は下記サイトをご確認ください。

明治大学化科学コミュニケーション研究所

コエンザイムQ10 | 疑似科学とされるものの科学性評定サイト

・「統合医療」情報発信サイト

コエンザイムQ10 | 海外の情報 | 医療関係者の方へ | 「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業

 

コエンザイムQ10のうつ症状における研究成果

 

・日本の化学メーカーの株式会社カネカと大阪市立大学の共同研究

慢性疲労症候群の患者に対し還元型コエンザイムQ10を投与しその前後の疲労・睡眠・うつ症状の評価が行われました。

還元型コエンザイムQ10とは「還元型」と「酸化型」という2種類あるコエンザイムQ10のうち体内ですぐに使うことができるものです。

結果、血中のコエンザイムQ10の濃度の上昇と、それに伴ううつ症状の改善が見られました。

※より詳細な情報は以下のリンクをご覧ください。

慢性疲労症候群に対する還元型コエンザイムQ10の改善効果について | 株式会社カネカ

 

・イランの研究チームによる発表

アメリカの医学誌で双極性障害うつ状態治療の増強にコエンザイムQ10が用いられ、その評価を発表しました。

抗うつ薬による治療を基本にコエンザイムQ10を加えたことによる増強効果がみられるかというものです。

結果、コエンザイムQ10を加えた一群に増強効果が見られました。

※より詳細な情報は以下のリンクをご覧ください。

 

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以上のようにコエンザイムQ10はうつ症状の改善に効果を示しており、将来的にはうつ病の治療薬になるかもしれない可能性があるものでした。

もちろん治療薬が出来るまでには今後も継続して様々な研究や臨床試験による成果は必須となります。

あくまで現時点での成果なので、コエンザイムQ10を今から飲んでうつ病が改善することを保障しているものではない点は注意しなければなりません。

 

少しネットを覗くだけでもうつ病に対し日々様々な研究が行われ、そのメカニズムや治療方法についての情報が出てきます。

裏を返すまでもなくこれは世界的にうつ病に対して危機感を持ち、今一歩進んだ対処が必要であることの現れとも言えます。

私自身がうつ病とどう向き合っていくかを念頭において情報収集をしていますが、今うつ病に悩んている方への前向きな情報として今後も色々と発信していければと思います。

 

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