育児のことー就学相談ー
こんにちは、なつきちです。
前回に続き、二日間のうちの火曜の出来事の話です。
月曜の晩にごっそり持っていかれたメンタルが戻る間もなく朝を迎えましたが、火曜も火曜で非常に重要なイベントが控えていました。
我が家の長男がいよいよ来春から小学校に入学します。
ランドセルや学習机を準備し、本人も小学校に行くことをだんだん意識し始めてきました。
そして小学校に上がるにあたり、最後の選択をしなければならない時期になりました。
普通学級と支援学級のどちらに通うかです。
長男は産まれつき発達が遅れている、発達障害児です。
産まれたのは28週目、体重は1000グラムに満たない超が付くほどの未熟児でした。
そのため出産後はそのままNICU、GCUに4ヵ月ほど入院していました。
当時は入院中はもちろん、退院後も健康に元気に育っていくかとても心配しながらの生活でした。
本人はそんな親の心配をよそに、今では元気いっぱいに育ってくれています。
幼稚園に通い、周りの子達ともそれなりにうまくやっているようです。
通いだして2、3ヶ月もすると見違えるほど成長していく長男をみて、集団に属することで得られる社会性や経験の大切さを実感しました。
しかしほかの子達と比べると同じ6歳としては幼いのも事実です。
また、いつまでも幼稚園生のままでいることはできず、進路の選択をしなければなりません。
管轄の自治体からの通知はやはり、支援学級という結果でした。
正確には普通学級、通級、支援学級、支援学校の4つの区分から割り振られます。
本音を言えば、長男は支援学校に該当する可能性もあるのではと思っていたので、それだけでも少しホッとしました。
一番近くの小学校に支援学級があるからです。
ただ、親バカというか欲が深いというか、長男の頑張りを見ていると少しでも周りと同じ環境でという思いが生じてしまいます。
もちろん本人に頑張っているという意識があるわけではありません。
親の私達からみて、必要だと思う支援や制度に一生懸命取り組んでくれているだけです。
自治体から来た通知に対しては、いわゆる不服申し立てが出来ます。
妻と話し合った結果、いったん申し立てをして入学予定の小学校に面談をお願いすることにしました。
そして幸い直近でアポが取れたので、妻や長男とともに面談に臨みました。
結論から言うと、支援学級に通わせることで話は落ち着きました。
今の長男にとって、それが最も本人の成長に結びつく環境だと思えたからです。
支援学級の在り方も私が小学校に通っていた二十数年前とずいぶん変わっているようでした。
誤解を恐れず正直に言うと、支援学級や支援学校というものは重い障害を持つ子が通うものだと思っていました。
私が通っていた当時は障害の中でも比較的重度の子が在籍していたからです。
しかし今では昔より発達障害を持つ子も増えており、長男のような児童の受け皿としての支援学級の体制も整っているそうです。
私たちの親の要望次第では、普通学級に通わせることも出来ないわけではありません。
もし難しい場合は普通学級から支援学級に移ることも出来るそうです。
しかし本人に適さない環境下に置くことで、学校に通うことがストレスになったり、行くことが出来なくなってしまっては本末転倒です。
一定期間集団の中で取り残されてしまうより、スタートから少数の中で本人の成長に合わせた指導や教育が提供出来る環境がより良いのは明らかです。
1時間ほど校長先生から話を聞けたおかげで、安心して通わせることが出来ると思えるようになりました。
もちろん支援学級に通うからと言って全て丸投げにすることはできず、家庭と学校が一緒になって本人の成長を促していかなければなりません。
とはいっても今回の面談である程度、今後の方向性が定まったことに親としては安堵しています。
残すところあと半年、入学を楽しみに待ちつつ、長男と一緒に出来る準備を一つ一つしていこうと思います。