Free Life Log

30代、うつ病歴3年で休養中。人生詰み気味ですが、何とか生きている日々の記録。

うつ病のことーヘルプマークの意味ー

こんにちは、なつきちです。

恥ずかしながら私は最近になって、その存在を知りました。

 

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※画像は東京都福祉保健局よりお借りしました。

 

ヘルプマーク」もしくは「ヘルプカード」という形で2012年に東京都が作成し、今のところ39の都道府県で導入されています。

その目的は、外見では見分けがつきにくい障害や怪我を負っている方が身に着けることで、様々な場所で周りにむけて配慮や援助が必要であることをお知らせすることです。

近いものでは言えば、妊婦さんの「マタニティマーク」が鞄に下げたりする形で導入されています。

ヘルプマークの場合は妊婦さんはもちろん、もう少し広義に助けが必要な方を捉えているので、聴覚障害視覚障害精神障害などを持っている全ての方が利用できます。

 

では、どのようなときに効果を発揮するのでしょうか。

身近な例では、電車やバスなど交通機関で席を譲るといった配慮がイメージできるかと思います。

しかし助けが必要な場面はそれだけにとどまらないはずです。

障害によりコミュニケーションが苦手だったり、その情報をまとめることが大変な方もいるかと思います。

「口頭で説明する」ことから「ノートやメモに文字や描写で残す」ようにすることも助けになります。

 

街中や施設での事件や事故、災害に遭った際に、瞬時に状況の変化に対応することが難しい方の場合はどうでしょうか。

安全な場所まで誘導したり、一緒に避難することがもしかしたら命を救うことにつながるかもしれません。

パニックや認知の衰えで行き先や帰り道がわからなくなってしまった方なら、一声かけるだけでもパニックや不安を解消できることだってあるかもしれません。

 

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大事なのはヘルプマークに気が付いた誰かがまず、その方に手を差し伸べることであって、正しい対処や対応は二の次だということです。

もちろん、すぐに適切な対処をとれるなら言うまでもありません。

手を差し伸べた瞬間から助けの輪が広がり、問題が解決されることが一番大事なことなはずです。

 

また気を付けなければならないことは、私も含め配慮が必要な側の人間にも同様にあります。

それは助けはあくまで善意や良心による行為であって、義務ではないということです。

当たり前のように享受できると考え、助けがなかったことに憤るのは見ていてあまり気持ちのいいものではありません。

 

偽善を語るつもりはありませんが、この先症状が悪化しヘルプマークを利用するようになった時にも、それだけは忘れてはいけないことだと思っています。

ヘルプマークは都営地下鉄や都バスの営業所等に用意されているほか、ヘルプカードは保健福祉局の該当ページ(ヘルプカード 東京都福祉保健局)からPDFデータをダウンロードして利用することも可能です。

2012年に導入されてから時間は経過していますが、まだまだその認知や理解を広げていくことは必要です。

この記事を見てくださった方から輪がさらに広がって、誰もがより生きやすい社会になればうれしい限りです。

 

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